京コンピュータによる橋梁を含む広域3次元津波シミュレーション

【投稿論文】
野中哲也、本橋英樹、吉野廣一、原田隆典、川崎浩司、馬越一也、菅付紘一:京コンピュータによる橋梁を含む広域3次元津波シミュレーション、第16回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集

【本論文の概要】
 通常の広域の津波浸水シミュレーションは、非線形長波理論による平面2次元津波解析を実施して、津波高さ(津波浸水深)や浸水エリアを求めるものである。確かにこのシミュレーションは津波防災等において重要であるが、防災拠点や避難ビル等の重要施設、橋梁や防波堤のインフラが、想定される津波の波力に対して、健全で役目を果たすかどうか定量的には評価できない。そこで、本研究では、これまで実施してきた3次元津波解析による評価法を拡張して、数橋を含む広域の3次元津波シミュレーションを、最高峰のスーパーコンピュータである京コンピュータを用いて実施した。そのシミュレーションの結果を示している。

謝辞:本研究の結果は、理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」を利用して得られたものです(課題番号:hp130031)。ここに記して謝意を表します。

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